こんにちは!ひーたぱぱです。
今日はお笑い芸人のキングコング 西野亮廣さんの著書『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』をご紹介します!
[2017年10月4日、幻冬舎]
5,000部売れたらヒットと言われる絵本業界で、『えんとつ町のプペル』を作り、30万部突破のメガヒットへと導いた天才クリエイターが語る、”現代のお金の作り方と使い方”と最強の広告戦略、そして、これからの時代の働き方がとても分かりやすく書かれています。
これまでのマネタイズ(収益化)と広告の常識をくつがえす衝撃の内容です!
それではさっそく見ていきましょう!
インターネットが破壊したものを正確に捉え、売り方を考えろ。
●町の本屋さんとアマゾンの違いは「物理的制約があるか、否か」
●町の本屋さんと違ってアマゾンは“あまり売れない本”を本棚に並べておくことができる。
●インターネットが物理的制約を破壊したのなら、それに合わせて売り方も変化させなければならない。
町の本屋さんだと物理的な売り場や本棚のキャパに限界があるから売れる本しか置けないけど、アマゾンの本棚は物理的な制約がなく無限に続いているから、あまり売れないマイナーな本もたくさん並べることができる。
実はアマゾンはこのあまり売れないマイナーな本をたくさん売って儲かっていた!
まさに、アマゾンは「インターネットが物理的制約を破壊したのなら、それに合わせて売り方も変化させた」んですね!
絵本『えんとつ町のプペル』の無料公開
絵本『えんとつ町のプペル』はなんとWeb上で完全に無料公開されていて、絵も文章もすべてタダで見れてしまう!(最初から最後まですべて!)
●絵本は「ネタバレ」がスタートライン
●「無料で公開したら、お金を出して買ってもらえない!」という指摘は、こと絵本に関しては大ハズレで、絵本を買う決定権を持つお母さん方は、そもそも十分にネタバレしている作品にしか反応していない。
●時間の余裕のないお母さんに“自宅で立ち読み”してもらい、「1回だけ」とは言わず何度も何度も吟味してもらい、まずは「買うか?買わないか?」のステージまでもっていかないと、買ってもらえない。
スマホで縦スクロールで子どもに絵本の読み聞かせをするのはさすがに難しいので、まずはWeb上でじっくりと見てもらい、いいなと思えば紙の絵本を買ってもらえるんですね!
目からウロコ!
入り口でお金を取るな。マネタイズのタイミングを後ろにズラして、可能性を増やせ。
●テレビも無料公開
●価値がないモノ(ゴミ)を無料で提供しても、お金は発生しない。価値があるモノ(無料ではないモノ)を無料公開しているから、ファンが生まれ、巡り巡って、お金が落ちている。
●一見無料のようだが、その実、マネタイズのタイミングを後ろにズラしているだけの話。
確かに、世の中の面白くて便利なもの(テレビ、YouTube、ツイッター、TikTok、Google、Yahoo!)って無料なものが多いですよね。
価値あるモノが無料だから多くの人が利用して、“多くの人が利用している”という価値が生まれて、そこにお金が発生しているんですね!
感想
はじめから「これは価値あるモノだからお金を払って見てね!使ってね!」とすると逆に全然利用してもらえなくて、お金も落ちないし、利用者が少ないから価値も生まれない。
本当に価値あるモノが無料だからこそ、多くの人が利用して、広告で稼げたり、多くの人に利用されていることで話題となって、世間が勝手に宣伝してくれてさらに多くの人に広まり(広告費もかからずに!)、どんどんお金も落ちて来るわけなんですね!
インターネットの時代に、長年の商売の原則が180℃ひっくり返ったことを教えてくれる本です。
経営者も、会社員も、フリーランスも、絶対に読む価値ありです!!
興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
私も使ってるオーディオブックでも聴くことができますよ。
オーディオブックだとお試しで30日間無料で聴くことができるので、「とりあえずこの本だけでも無料で聴いてみたい」という方にはすごくオススメです♪
以上、参考になればうれしいです!
おわり