穂高唯希さんの著書『三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみた』をもとに分かりやすく解説していきます
こんにちは!資産形成に奮闘中の3児の父・ひーたぱぱ(X @hita_papa)です。
「給与の8割を投資に回してFIRE(経済的自由)を目指す」
この言葉に、皆様はどう思われますか?
「そんなに投資に回したら生活できないよ…」
「FIREって一部の高収入エリートだけの話でしょ?」
おそらく、多くの方がそう思うのではないかと思います。
でも実は、ごく普通の会社員だった一人の青年が、まさにこの方法で20代のうちにFIREを達成したのです。
その人こそ、穂高唯希さん。
著書『三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみた』では、彼が実践した「収入を最大化し、支出を最適化し、徹底的に投資に回す」ことで経済的自由を手に入れた具体的な方法が詳しく紹介されています。
今回は、その中でも特に「給与の8割投資戦略」にフォーカスして、
- なぜこの方法がFIRE達成の最短ルートなのか
- どうやれば普通の会社員でも実現可能なのか
- 実際の節約と投資の具体例
についてわかりやすくまとめていきます。
1. FIRE達成の基本原則は「収入−支出=投資資金」

FIRE(Financial Independence, Retire Early)は、資産収入で生活できる状態=経済的自由を得ること。
そのためには、
- 収入を増やす
- 支出を抑える
- 余ったお金を投資に回して資産を育てる
この3つを同時に行うことが基本です。
穂高さんは言います。
お金が貯まる人と貯まらない人の差は、「残ったお金を投資に回すか」「投資額を決めて残りで生活するか」の違い
つまり、
「生活して、余ったら投資」ではなく
「投資額を先に決めて、残りで生活する」
これこそがFIREに必要なマインドセットです。
「先取り貯蓄」ではなく「先取り投資」をしよう!
2. 給与の8割を投資することは本当に可能なのか?
普通に考えれば、給与の8割を投資に回すなんて不可能に思えますよね。
でも、穂高さんはこう言い切ります。
生活費は意外と最適化できる
大事なのは「生活レベルを上げない」こと
彼が実際にやっていた工夫をまとめると、
- 車は持たない(必要ならレンタカーやカーシェア)
- 格安SIMと最低限の通信プラン
- 家賃は収入の1〜2割以内に抑える
- 無駄な民間保険には加入しない(社会保険で十分)
- コンビニや外食は極力減らす
- 高額な趣味・浪費はやらない
例えば、年収500万円でも
- 家賃6万円
- 通信費5,000円
- 食費2万円(自炊中心)
- 雑費2万円
これくらいで月10万円〜12万円で生活していれば、年間150万円程度の生活費で済みます。
残りは350万円が投資に回せるわけです。
もちろん、全ての人がこの通りにできるわけではありませんが、本気でFIREを目指すなら、生活コストをとことん最適化する努力は必要不可欠です。
給与の8割は難しくてもできるだけ多くの資金を投資へ回そう!
3. 穂高唯希さん流・節約の考え方──「我慢」ではなく「最適化」

節約と聞くと、「我慢ばかりで辛い生活になる」と思うかもしれません。
でも穂高さんの節約術は、そうではありません。
自分にとって価値がないものにお金を使わない
本当に必要なもの・価値あることにはお金を惜しまない
この考え方が軸にあります。
たとえば、
- 本当に好きな趣味には使うけど、他の無駄は切る
- 必要な自己投資(スキルアップや勉強)は惜しまない
- 時間を節約できる買い物にはお金を使う
「節約=生活の質を落とすこと」ではなく、支出の“質”を高めること
これが、FIREを目指すうえで重要なマインドです。
節約はガマンではなく「支出の最適化」
4. 投資は「短期勝負」ではなく「長期×複利」
節約して生み出した投資資金を、どう運用するかもFIRE達成には欠かせないポイントです。
穂高さんが選んだのは、
- 高配当株投資
- インデックス投資(長期・分散・積立)
どちらも長期投資・再投資・複利の力を活かして、資産を雪だるま式に増やしていく方法です。
「短期トレードで一攫千金を狙う」のではなく、配当金や値上がり益を淡々と積み上げる。
この一見地味な積み重ねこそ、最も確実で再現性が高いのです。
穂高さんはアメリカの高配当株投資やインデックス投資を推奨してるよ
5. 給与の8割投資×長期複利が生み出す未来

仮に年間400万円を投資に回し、年利5%で運用できたとしたら…
年数 | 資産額 |
---|---|
1年目 | 400万円 |
5年目 | 約2,300万円 |
10年目 | 約5,200万円 |
15年目 | 約9,300万円 |
(複利計算・再投資込み)
給与の大半を投資に回し、複利で運用することで10〜15年後には1億円近い資産を築くことも現実的になります。
その資産が年利5%で回り続ければ、年間500万円近い配当・資産収入が得られる。
これが、FIRE達成のイメージです。
時間を味方につけて複利で資産をゆきだるま式に増やしていこう!
まとめ:“FIRE”は誰にでも目指せる時代
「投資はお金持ちがやるもの」
「普通の会社員には無理」
そんな時代はもう終わりです。
FIREは、
- 収入を最大化
- 支出を最適化
- 投資額を先取りして、残りで生活
このシンプルな戦略を、淡々と10〜20年続けられるかどうかだけ。
そのためには、今すぐにでも生活を見直し、投資を始めることが重要です。
「本気でFIREをめざすなら、生活レベルを上げるな。投資の種を大きくしろ。」
穂高唯希さんのこの言葉を胸に、私も資産形成を進めていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事が少しでも参考になればうれしいです。
皆さんもぜひ穂高唯希さんの著書『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』を読まれてみてくださいね。
また、穂高唯希さんのブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみた」では穂高さんのFIRE後の生活も垣間見れますので、ぜひ読まれてみてください!
書籍では穂高唯希さんの誠実なお人柄や、より深い思考に触れることができますよ
それではまたっ
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