こんにちは!ひーたぱぱです。
今回は東京都内のIT企業会社員で下町の個人投資家の水瀬ケンイチさんの著書『お金は寝かせて増やしなさい』をご紹介します!
[2017年12月18日初版発行、フォレスト出版株式会社]
著者の水瀬ケンイチさんは2005年から投資ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」を運営されていて、現在ではインデックス投資家のバイブル的ブログになっています。
今やNISAでインデックス投資をするのは定番となっていますが、著者は日本で「インデックス投資って何?」という時代から20年以上インデックス投資を実践してきた、個人投資家の中ではインデックス投資のパイオニア的存在!
✔ 投資に興味がある人
✔ NISAを始めたいけどやり方が分からない人
✔ 投資で着実に資産形成していきたい人
この記事では、私の考えも加えて本書のエッセンスをお伝えしたいと思います!
投資に興味がある人、NISAを始めたいけどやり方が分からない人、投資で着実に資産形成していきたい人はぜひこの記事を最後まで読んでみてください♪
NISAを始めたいと考えている人はぜひ読んで!
1.「インデックス投資」とは?
① 「インデックス投資」とは?
インデックス投資とは、簡単にいうと「特定の株価指数に連動した投資信託」とイメージしていただければ大丈夫です。
「特定の株価指数」とは、日本でいうところの日経平均株価、アメリカでいうところのニューヨークダウなどです。
「投資信託」とは、数百から数千の会社の株の詰め合わせパックと思っていただければ大丈夫かと思います。
例えば、日経平均株価に連動するインデックス投資なら、日経平均株価が上がれば投資信託の価格も上がり(投資した私たちの利益が増える)、日経平均株価が下がれば投資信託の価格も下がる(投資した私たちの利益が下がる)というものです。
インデックス投資は特定の株価指数と連動した値動きをするよ!
② 「インデックス投資」のスゴいところ
● 一度購入すると後はほったらかしでいい。というかできることがない。
● 管理費用(私たちが投資信託の運用会社に支払う手数料のようなもの)が超安い。
● 日々の株価を気にしなくていい。
● 株価指数が上がれば投資した私たちの利益も上がり、株価指数が下がれば投資した私たちの利益も下がるというシンプルさ。
● 株価指数が上がっても下がっても気にしなくていい。長期で見ればきっと上がるはず。
● 一度購入したら後はほったらかすだけなので、自分の時間と気力が奪われないため、仕事や私生活に集中できる。
インデックス投資なら日々の株価を気にしなくていい!
2.オススメの「インデックス投資」の銘柄
著者の日本、先進国、新興国の3つのオススメ銘柄を挙げられていますが、本書が執筆されたのが2017年時点で、現在と若干銘柄も変わってきていますし、私の考えも踏まえて、私のオススメ銘柄をご紹介したいと思います!
※ ご参考までに、著者は2017年の執筆時点で次の3つの銘柄をオススメされています。
(三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド)
(eMAXIS Slim 先進国株式インデックス)
(ニッセイ新興国株式インデックスファンド)
① eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
これ1本でアメリカの上位500社に分散投資できる銘柄。
マイクロソフト、アップル、グーグル、アマゾンなど世界トップクラスの超巨大企業を含む現在最強といっても過言でない株価指数「S&P500」に連動する投資信託。
特にこの10年ほどの成長がものすごい。
私たちの生活に溶け込んでいる身近な企業がたくさん入った詰め合わせパックです。
ちなみにこの上位500社は入れ替え戦が行われ、成長してきた会社は上位500社に組み込まれ、衰退していった会社は自動的に上位500社の組み入れから外れていきます。
過去200年のアメリカ経済のを見ると、長い目でみると右肩上がり。
移民の受け入れなどにより今後も人口が増加する見込み。
今をときめくアメリカの超巨大企業たちに投資して、今後もアメリカの成長に確信がもてる人は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」がオススメ。
今後もアメリカが成長し続けると確信できる人にオススメ
② eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
これ1本で先進国・新興国・日本を含む世界約50ヵ国・約3,000の会社に分散投資できる銘柄。
通称は「オルカン」。
オルカンの特徴は世界の大型株・中型株に集中投資していて、小型株を含んでいません。
また、時価総額加重平均といって、経済規模が大きい国・会社にはたくさん投資して、経済規模の小さい国・会社には少なく投資してくてます。
この世界約50ヵ国・約3,000の会社も自動的に調整してくれるので、ほったらかしにしてても、成績がいい国と会社にはたくさん投資して、成績が下がった国と会社には少なく投資するといったイメージでいい具合にしてくれるのです。
どの国・どの会社が成長しても取りこぼしがないし、衰退していった国・会社は自動的に外れていきます。
オルカンはまさにほったらかし投資に最適な銘柄。
ここ10年でみたら、オルカンよりもアメリカの方が成績がいいですが、それは結果論であって、この先はアメリカはどうなるかは誰にも分かりません。
30年前の日本のようにバブルがはじけて、30年間成長しないなんてこともありうるのです。
しかし、全世界で見れば、人口は増加していっているし、インドやアフリカなどこれから成長してくるであろう国々をすべて広いあげることができるのです。
仮に今後アメリカが衰退した場合はアメリカは自動的に組み入れが小さくなり、その分他の国の組み入れが大きくなるのでまさに最強。
今後もアメリカ1強が続くか分からないと思う人は、全世界に投資するオルカンにしましょう。
全世界で見れば、人口は増加していくし、着実に世界のお金は増えていくはずです。
今後もアメリカ1強が続くとは限らないので、全世界に分散投資したい人にオススメ
どっちにしたらいいか悩む人は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」にしよう!
いやー、でもアメリカの成長はものすごいし、今後もアメリカは成長し続けるでしょう!
でも、もし日本のバブル崩壊みたいに、今がアメリカのバブル期であってバブル崩壊してしまったらどうしよう!
どっちにしたらいいか分らん!
アメリカか全世界かどちらにしていいか分からない人は全世界の「オルカン」にしておきましょう。
今後もアメリカの成長に確信が持てる人だけがアメリカ一択で投資したらいいのです。
10年・20年・30年・40年で見たら、アメリカはどうなるか分からないし、他の国の成長を取りこぼしたくないという人は「オルカン」にしましょう!
迷ったらオルカンにしよう!
3.「インデックス投資」の始め方
① ネット証券で証券口座を開設する
投資を始めるためには、投資をするための口座である「証券口座」を作る必要があります。
実店舗を持たないネット証券が手数料が安いのでオススメ。
ネット証券はたくさんありますが、シェア1位の「SBI証券」か2位の「楽天証券」にしておくと安心かと思います。
「SBI証券」「楽天証券」ともに取扱銘柄が豊富で手数料が安いので、どちらにしてもいでしょう。
楽天カードを使っていたり、楽天ポイントを貯めている人は「楽天証券」がいいでしょう。
SBI証券か楽天証券がオススメ!
② NISAで積立設定をする
ネット証券で証券口座を開設したら、NISAで毎月の積立設定を行いましょう。
NISAは毎月最大で10万円まで積立設定ができるので、お好みの金額を設定しましょう。
一度、積立設定をしてしまえば、後は毎月勝手に一定額を購入してくれます。
手間がかからないので、先取り貯金のような感覚だと思っていただければ大丈夫かと思います。
通常は投資の運用益には約20%が課税されますが、NISAを使えば運用益に対して非課税になるので必ずNISAを使おう。
③ あとはひたすら寝かせる
NISAで毎月の自動積立設定をしたら、後はひたすらほったらかして寝かせましょう。
株価が上がっても下がっても気にすることはありません。
毎月定額で購入することで、株価が高いときは少なく買い、株価が低いときはたくさん買うことができます。
また、短期(数か月~数年)で株価が下落しても、オルカンに投資しておけば、長期(10年以上)で見ればお金が増えている可能性が高いです。
なんなら10年くらいほったらかしで忘れてもいいくらいです(笑)
株価に一喜一憂せずにひたすら待つ!!
まとめ
本書のエッセンス
1.インデックス投資は投資の必勝法
2.まずはNISAを始めよう
3.自動積立設定をしたら、後はほったらかし
インデックス投資は投資の必勝法です。
個別株などのように銘柄選びに悩まなくていいし、毎日株価を気にしなくていいんです。
世界の人口が増えて、人々が生活し、人々が幸せを願う限り着実に株価は上がっていくはずです。
投資やNISAに興味がある人は、SBI証券か楽天証券で証券口座を開設して、とにかくまずはNISAを始めましょう!
具体的にはオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式 オール・カントリー)で自動積立設定をしましょう。
NISAでオルカンの自動積立設定をしたら、あとはほったらかしでOKです!
ひたすら寝かしましょう。
毎日株価をチェックする必要はありませんし、増えても減っても気にしなくいいんです!
むしろ株価が落ちたときを喜ぶのです。
なぜなら、株価が落ちたときは安く株を購入できているのですから!
10年・20年・30年とほったらかしてたらきっと着実にお金は増えているはず。
✔ 投資に興味がある人
✔ NISAを始めたいけどやり方が分からない人
✔ 投資で着実に資産形成していきたい人
投資に興味がある人、NISAを始めたいけどやり方が分からない人、あとはひたすら寝かせるはぜひ水瀬ケンイチさんの著書『お金は寝かせて増やしなさい』を読んでみてください♪
NISAでオルカンを買って寝かせよう!
おわり