人気の鬼をランキング形式でご紹介します!
こんにちは!ひーたぱぱ(X @hita_papa)です。
恐ろしくて残酷で、しかしどこか人間よりも人間らしい。
彼らが歩んできた人生は、ときに鬼殺隊よりも深く、胸を抉るほどの物語を秘めています。
強烈なビジュアル、圧巻の戦闘シーン、悲しすぎる過去。
鬼たちは物語に登場した瞬間から、私たちの心に“傷跡”のような印象を残していきます。
今回はそんな『鬼滅の刃』の鬼たちの中から、人気・話題性・ストーリーの奥行きをもとに選んだ「鬼キャラ人気ランキングTOP10」を紹介します!
人気の鬼たちをいつもとは違う角度から見ることができますので、どうぞ最後までお読みください!
第10位:妓夫太郎(ぎゅうたろう)

誰よりも“妹想い”の哀しき鬼
遊郭の闇の中で、誰にも救われなかった兄と妹。
妓夫太郎は、その過酷すぎる人生の果てに鬼となりました。
歪んだ価値観を抱えながらも、妹・堕姫だけは守り抜こうとする。
その姿は、恐ろしさよりも、“生きることにしがみつく人間らしさ”が胸に迫ります。
堕姫が危機に陥った瞬間に放つ怒り──
あのシーンで、彼をただの悪役だと思う読者はいなくなるはず。
- 妹への愛ゆえの狂気
- 独特の毒鎌によるスピード感ある戦闘
- 人間時代の悲劇が心に刺さる
第9位:堕姫(だき)

誰よりも美しく、誰よりも脆い“遊郭の花”
堕姫が纏うのは、美しさと残酷さという相反する魅力。
遊郭編で描かれる艶やかな着物の色彩、しなやかな動き……
その全てが画面に映るたび、圧倒的な“華”として輝きます。
しかし、過去を知れば知るほど、彼女の美しさは脆く儚いものに変わる。
「嘆き」と「怒り」を抱えた少女という一面がにじみ出てくるのが、堕姫の最大の魅力です。
第8位:累(るい)

“家族”に飢えた少年鬼の叫び
累の物語は、那田蜘蛛山の恐怖と静寂に満ちた雰囲気とともに語られます。
彼が求めていたのは、ただひとつ──永遠の家族。
しかし、家族を渇望するあまり、他人を支配するというゆがんだ愛へと走ってしまった。
その矛盾こそが、多くのファンを引きつけた理由です。
最期に見せる微かな救いの瞬間。
あのシーンは、『鬼滅の刃』全体の中でもトップクラスの涙ポイント。
第7位:玉壺(ぎょっこ)

美術品に狂う“異形の芸術家”
壺の中を泳ぐ奇妙な生物、狂気に満ちた笑い声。
玉壺は“上弦の伍”でありながら、他の鬼とは一線を画す異質な存在です。
芸術への異常な偏愛が、恐怖よりも妙な魅力を生み出しており、「怖いのにクセになる」というファンが続出。
戦闘シーンは奇妙でありながら、どこか芸術的な美しさすら感じられるのがポイント。
第6位:獪岳(かいがく)

義と非義の狭間で揺れた“裏切りの雷”
善逸の兄弟子として知られる獪岳は、鬼の中でも圧倒的に人間味が濃いキャラです。
“強くなりたい”という純粋な願いが、悪に堕ちることでゆがんだ形になった。
彼が歩んだ道は決して正義ではないものの、そこには確かに、人としての弱さと葛藤があります。
善逸との因縁は、雷の呼吸の美しさも相まって胸を締めつける展開に。
第5位:猗窩座(あかざ)

すべては“強さ”のため──しかし本当に求めていたものは…
猗窩座は、鬼の中でもとりわけ人間らしさを感じさせるキャラです。
圧倒的な強さを誇りながらも、その奥には深すぎる悲しみが眠っています。
“強さこそ至高”という信念。
だが、その根底には彼自身が失い続けた大切な人たちの記憶が影のように残っている。
無限列車編から続く激闘の中で彼の内面が浮かび上がる演出は、多くの視聴者にとって「鬼なのに泣ける」と感じた瞬間だったはず。
第4位:童磨(どうま)

氷のように冷たく、完璧すぎる“空っぽの鬼”
童磨は、感情をもたないはずなのに、その言動が強烈な魅力として視聴者の心に入り込んできます。
“美しさ”と“虚無”を兼ね備えたキャラクター性は、まさしく上弦の弐。
彼が織りなす氷の技は美しいのに、どこか冷たく孤独を感じさせます。
しのぶ・カナヲとの因縁は、作品屈指のドラマ性をもつポイントでもあります。
第3位:魘夢(えんむ)

美しい悪夢へ誘う、甘美な語り部
魘夢は、その異質な能力もさることながら、“声”と“言葉”によって人を魅了するという独特の魅力があります。
無限列車編では、列車という閉ざされた空間と魘夢の能力が完璧に噛み合い、視聴者を幻想的で不気味な世界へと引きずり込みました。
夢の中の情景が美しすぎて、逆に恐ろしい。
彼の存在が無限列車編の成功を支えたのは間違いありません。
第2位:黒死牟(こくしぼう)

“最強”であり、“最も哀しい”鬼
鬼の中で最強格と言われる黒死牟。
圧倒的な力、異形の姿、月の呼吸の神秘的な美しさ……
彼のすべてが“圧”という言葉で語り尽くされます。
しかしその裏には、双子の弟・縁壱という存在へのコンプレックスや焦燥、羨望、そして絶望が渦巻いている。
ただの強敵ではなく、「生き方そのものが葛藤だった鬼」という深いキャラ性が、強烈な人気につながっています。
第1位:鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)

全ての悪の根源であり、“究極の孤独者”
鬼舞辻無惨は、紛れもなく『鬼滅の刃』の象徴であり、カリスマ性・恐怖・残酷さ……そのどれもが規格外です。
しかし、無惨の魅力はそれだけではありません。
彼は強さを求めながら、常に孤独で、恐怖と怒りに支配され続けている存在でもあります。
究極に冷酷で、究極に弱い──
その矛盾が、彼を“ただの悪役”ではなく“物語の核”へと昇華させています。
変幻自在の姿、ブレない支配者としての立ち振る舞い、そして声優・関俊彦さんによる圧巻の演技。
全てが“ラスボスの風格”として完璧です。
まとめ:鬼を知れば、『鬼滅の刃』はもっと深くなる
鬼殺隊の視点で見れば、鬼は倒すべき敵です。
しかし、鬼ひとりひとりを深掘りしていくと、そこには人間以上に“物語”が存在しています。
悲しみ、怒り、孤独、欲望。
鬼はそれぞれの感情が極限まで肥大化した存在。
だからこそ、鬼の背景を知ると『鬼滅の刃』の世界がより強烈に広がり、作品そのものが別の角度から輝いて見えてきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事が少しでも参考になればうれしいです。
鬼は悪役ではなく悲しい過去がある儚い生き物
それではまたっ
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