迷ったら『52ヘルツのクジラたち』から読めば間違いなし!
こんにちは!ひーたぱぱです。
本屋大賞受賞作『52ヘルツのクジラたち』で一躍有名になった作家・町田そのこさん。
心に傷を抱えた人や、孤独を感じながら生きる人々を温かく描く作品が多く、「一度読んだら他の作品も読みたくなった」という読者も少なくありません。
とはいえ、
- どの作品から読めばいい?
- 初心者におすすめの一冊は?
- 読む順番はある?
と迷う方もいるでしょう。
そこで今回は、町田そのこさんのおすすめ小説7選をご紹介します。
最後にはおすすめの読む順番も紹介しているので、ぜひ本選びの参考にしてください。
町田そのこの小説の魅力とは?

町田そのこさんの作品の魅力は、「人の心に寄り添う物語」を描くことです。
虐待やいじめ、家族とのすれ違いなど、決して軽いテーマではありません。
それでも読後には、「読んで良かった」「少し前を向いてみよう」と思わせてくれる温かさがあります。
また、登場人物の心情描写がとてもリアルなので、まるで実在する人物の人生を見守っているような感覚になるのも魅力です。
「泣ける小説を読みたい」「心に残る作品に出会いたい」という人には、ぜひ読んでほしい作家の一人です。
町田そのこのおすすめ小説7選
① 52ヘルツのクジラたち

まず読むならこの一冊!
町田そのこさんを代表する作品といえば、やはり『52ヘルツのクジラたち』です。
2021年の本屋大賞を受賞し、多くの読者の心を動かした感動作として知られています。
タイトルの「52ヘルツのクジラ」とは、ほかのクジラには届かない周波数で鳴くことから、「世界で最も孤独なクジラ」と呼ばれている存在です。
物語では、過去に深い傷を負った主人公と、虐待を受けて孤独に生きる少年との出会いが描かれています。
重いテーマを扱っていますが、ただ悲しいだけの作品ではありません。
最後まで読むと、人とのつながりや優しさの大切さを改めて感じられる一冊です。
私は本屋大賞を受賞した理由にも納得しました。
読後には切なさだけでなく、「誰かを思いやることの大切さ」が心に残る作品です。
- 泣ける小説を読みたい人
- 町田そのこ作品を初めて読む人
- 心に残る感動作を探している人
② コンビニ兄弟

心がほっと温まる話!
「重い作品は少し苦手…」という方におすすめなのが『コンビニ兄弟』です。
福岡県の門司港にあるコンビニを舞台にした連作短編集で、店員やお客さんとの交流を温かく描いています。
登場人物はみんな少し悩みを抱えていますが、コンビニという身近な場所で少しずつ前を向いていく姿に心が温まります。
2026年にはNHKドラマ10『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』としてドラマ化され、中島健人さん主演でも話題になりました。
派手な展開ではありませんが、「こんなコンビニが近所にあったら毎日通いたい」と思えるような優しい物語でした。
- 心温まる物語が好きな人
- 読みやすい小説を探している人
- ドラマをきっかけに原作を読んでみたい人
③ 宙ごはん

家族の温かさが沁みる
『宙ごはん』は、「家族とは何か」をテーマにした感動作です。
二人の母親との関係の中で育つ少女・宙が、多くの人との出会いを通して成長していく姿が描かれています。
タイトルにもあるように、「食」が物語の重要なテーマになっており、美味しそうな料理の描写も魅力の一つです。
親子だからこそ分かり合えないこと、血のつながりだけでは語れない家族の形など、さまざまなことを考えさせられます。
読み終えた後には、家族や身近な人を少し大切にしたくなる作品でした。
- 家族をテーマにした小説が好きな人
- 心温まる物語を読みたい人
- 食べ物が登場する小説が好きな人
④ 星を掬う

親子の絆に涙…
『星を掬う』は、親子の関係や人生の再出発を描いた長編小説です。
幼い頃に母と離れ離れになった主人公が、大人になって再会したことをきっかけに、過去と向き合っていく物語です。
「家族だから分かり合える」とは限らず、ときには傷つけ合ってしまうこともあります。
それでも、「人はやり直せるのではないか」、そんな希望を感じさせてくれる作品です。
登場人物それぞれに事情があり、「誰か一人が悪い」と決めつけられないところも町田そのこさんらしい魅力だと感じました。
- 親子をテーマにした小説が好きな人
- 感動できる作品を探している人
- 人間ドラマをじっくり楽しみたい人
⑤ 夜空に泳ぐチョコレートグラミー

町田そのこの原点!
『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』は、町田そのこさんのデビュー作です。
短編集なので読みやすく、それぞれの物語で悩みや孤独を抱えた人々が描かれています。
デビュー作とは思えないほど人物描写が丁寧で、「人の心に寄り添う」という町田そのこさんの作風がすでに感じられます。
長編を読む時間がない方でも、短編なので少しずつ読み進められるのも魅力です。
「代表作を読み終えたあとに、原点となる作品も読んでみたい」という方にはぴったりの一冊ですよ。
- 短編集が好きな人
- デビュー作から読んでみたい人
- 町田そのこの世界観をもっと知りたい人
⑥ ぎょらん

少し不思議で、とても温かい
『ぎょらん』は、町田そのこさんの作品の中でも少し異色の一冊です。
亡くなった人の「想い」が込められた”ぎょらん”という不思議な珠を通して、人々の人生や別れが描かれます。
ファンタジーのような設定ですが、物語の中心にあるのは人と人とのつながりです。
「大切な人を想う気持ち」は、町田そのこさんの作品に共通するテーマですが、本作ではそれがより印象的に描かれています。
読み終えたあとは、少し切なく、それでいて優しい気持ちになれる作品でした。
- 少し不思議な物語が好きな人
- 心温まる感動作を読みたい人
- 町田そのこ作品を何冊か読んだ人
⑦ あなたはここにいなくとも

短編集でも心に残る
最後に紹介するのは『あなたはここにいなくとも』です。
大切な人との別れや人生の転機をテーマにした短編集で、一話ごとに異なる主人公が登場します。
短編集でありながら、一つひとつの物語にしっかりと感情移入できるのは、町田そのこさんならではの人物描写の上手さだと思います。
通勤や寝る前など、少しずつ読み進められるので、読書の時間をあまり取れない方にもおすすめです。
- 短編集が好きな人
- 少しずつ読書を楽しみたい人
- 心に残る物語を読みたい人
町田そのこ作品のおすすめの読む順番
初めて町田そのこさんの作品を読むなら、私は次の順番がおすすめです。
まずは代表作の『52ヘルツのクジラたち』を読めば、町田そのこさんの世界観や魅力がよく分かります。
そのあとに、心温まる日常を描いた『コンビニ兄弟』や、家族をテーマにした『宙ごはん』を読むと、町田そのこさんが描くさまざまな世界を楽しめます。
もちろん、どの作品から読んでも楽しめますが、「まず一冊だけ読むなら?」と聞かれたら、私は迷わず『52ヘルツのクジラたち』をおすすめします。
まとめ
町田そのこさんの作品は、人の弱さや孤独を描きながらも、最後には希望を感じさせてくれるものばかりです。
今回紹介した7作品は、それぞれ違った魅力がありますが、どれも町田そのこさんらしい優しさが詰まっています。
これから初めて読む方は、ぜひ『52ヘルツのクジラたち』から手に取ってみてください。
きっと読み終えた頃には、「次はどの作品を読もうかな」と思っているはずです。